上棟式にはどのような物に費用がかかるか

上棟式には当然費用がかかります。どれほどの費用が掛かるかは、どのような規模の上棟式をするのかやその地域の特性によって違いがあります。また盛大な上棟式ならその分費用は多くなります。どのようなことに費用が必要かと言いますと、一般的にはご祝儀、お弁当、宴会に出すお酒やジュース、近隣への挨拶品、引き出物、神饌物、吹流し、上棟式セットといったものです。

上棟式でのご祝儀金額

上棟式でどれほどのご祝儀を差し上げたら良いのでしょうか。上棟式でのご祝儀相場はないと言われています。施工会社に上棟式のご祝儀について尋ねても、明確な金額を言わない会社がほとんどです。気持ち程度でいいですよという答えが多いでしょう。
しかし、気持ち程度とはどの程度なのか分からないのではないでしょうか。一般的には棟梁の場合は2万から3万程度、他の大工さんですと5,000円や1万円にしている人が多いようです。

引き出物として出すお品

上棟式が終了して棟梁や現場監督などが帰る際に引き出物を渡す人は少なくありません。引き出物として出すお品は何が良いのでしょうか。これについても特に決まりはありません。お祝い事ということで、紅白饅頭やお酒などを贈る人もいます。また商品券やビール券を渡すようにしている人もいます。引き出物の予算もそれぞれですが、大きな負担にならない程度の予算に収めるのはいかがでしょうか。

ご近所への挨拶回りの範囲は

上棟式への招待ということでご近所への挨拶回りをする人もいることでしょう。どのご近所を対象に上棟式の挨拶回りをしたら良いのでしょうか。新たに入る町内会に加入している世帯が多くないなら、その町内会に属しているすべての家を回るようにしている人もいます。しかし、必ずしもそうする必要はありません。少なくても土地に隣接している家や向かい合っている家を対象にすれば問題はないことでしょう。

上棟式で施主は挨拶はどうするか

上棟式で施主は挨拶をしなければなりません。その挨拶の内容も考える必要があります。挨拶の内容は簡潔で構いません。心のこもった内容にすることを心掛けるようにします。最初に上棟することができたことの感謝の言葉、また棟梁や大工さんの安全を願っていることやねぎらいの言葉などを含めるようにします。表現も堅苦しくならないよう平易な言葉を使います。

今回は上棟式に関係する事柄をご紹介しました。上棟式を執り行うには費用がかかります。何が、どれほど掛かるのかを考える必要があります。その中には棟梁や大工さんへのご祝儀、お弁当、近隣への挨拶品、引き出物などがあります。予算をオーバーしないように綿密な計画を立てられる事をおすすめします。また上棟式での挨拶の内容も考えておく必要があります。