押し花は可憐な小物として根強い人気があるアイテムです。完成した押し花を手にするのも嬉しいものですが、それまでの過程にも喜びがあります。その押し花を作る楽しさや早く作る裏技、保管方法などもお伝えします。
押し花とは生花を本などの紙の間に挟みプレスして乾燥させたものを指しています。完成した押し花は作った人に大きな喜びを与えるものとなります。しかし押し花の魅力はそれだけではありません。確かに完成した押し花を見ると確かに嬉しさを感じますが、完成に至るまでの色々な過程の中にも押し花を作る喜びと魅力がいっぱい詰まっています。
花を育て採取することの喜び
山や野原に行って押し花にする花を探し採取するのはとても楽しい一時になります。一人でも楽しいかもしれませんが、気の知れた友人と一緒におしゃべりをしながら気に入った花を採取してみると一層楽しく感じることでしょう。また押し花にする花を自分で育てる事もできます。押し花にする時の事を想像しながら花の種を撒いたり、育てたりする事も非常に楽しい一時となります。
色々な物を押し花にする事ができます
押し花といっても花しか押してはいけないという決まりはもちろんありません。花以外にも色々な植物を押して楽しんでいる人は少なくありません。例えば、きのこや木の皮、またイチゴの実を押し花にしている人もいます。腐ってしまうのではないかと心配するかもしれませんが、乾燥マットを使いながらきちんとした工程を踏むなら腐る心配はありません。
早く押し花を作る方法
押し花は時間を掛けて乾燥させて作るというのが一般的な作り方です。しかし、時間を掛けることなく素早く作る方法があります。例えば、電子レンジを利用して押し花を作る事もできます。用意するのは電子レンジに入る大きさのダンボール2枚とティッシュペーパー、そして押し花にする花です。作り方は、ダンボールの上にティッシュを置き、その上に花を置きます。その上からティッシュとダンボールを乗せます。サンドイッチ状態になったダンボールをしっかりと縛ることのできるゴムを巻きます。それから電子レンジに入れ2分ほど加熱します。そうするだけで押し花が完成します。
押し花は適切な保管が大切です
押し花は乾燥させているのだから、特に気を遣わなくても半永久的に持つのではないかと考えるかもしれません。しかし押し花には寿命があります。適切に保管しなければ良い状態に保つことはできません。押し花の大敵は酸素と水です。ですから酸素の少ない状態で乾燥させるようにしなければなりません。ガラス瓶に乾燥剤を入れて蓋で密閉させるなら良い状態を長く保つことができます。
押し花は完成した作品を見るのが喜びですが、しかしそれに至る過程も楽しむ事ができます。押すものは花に限定する必要はありません。それ以外の物、例えば野菜やイチゴといった物も押して楽しむのはいかがでしょうか。押し花は電子レンジを使用するとあっという間に完成する事ができます。幾ら乾燥させているとはいえ永遠に良い状態を保つことはありません。しかし正しく保管することで酸化を遅らせることは可能です。