家まるごと掃除をしようと思わない

1年の最後の大掃除なので、家の中も外もまるごと掃除をしようと考える人もいるでしょう。家の大きさにもよりますが、家の内外を隅々に至るまで綺麗にするのは至難の業です。途方もなく感じてしまい、途中で止めたいと思うかもしれません。なので、1年間の大掃除は家を丸ごと掃除するというのではなく、掃除する箇所をあらかじめ決めておき、その箇所だけを掃除するようにおすすめします。

重点的に掃除をしたいキッチンと洗面所

大掃除は、普段なかなか掃除する機会がない箇所に絞ると良いでしょう。そのような箇所をいくつか挙げてみます。
■キッチン
キッチンは、油汚れが溜まりやすいところです。換気扇やガスレンジなどは特に汚れがひどくなりやすいところなので、大掃除では、重点的に掃除をしたい箇所です。
■洗面所
洗面所は水垢、石鹸のカスによるカビなどが発生しやすい場所です。忘れずに綺麗にしましょう。

思ったよりも汚れているトイレ

普段掃除をしていても、トイレの汚れは徐々に蓄積していきます。便器の中は尿石が付着していますし、また、覗きこまないと分からない便器の淵の裏側もかなり汚れているはずです。そのような、普段は掃除しない箇所を重点的に綺麗にしましょう。また、トイレの床と便器の境部分や壁も結構汚れているでしょう。臭い対策のために、汚くないように見えても、掃除をしておくことをおすすめします。

タタキが特に汚れている玄関

玄関で特に汚れるのは、タタキの部分です。普段は玄関ほうきで掃き掃除をしているタタキも、大掃除のときは洗剤などを使って掃除をしましょう。タタキの素材は、家ごとに異なるので、その素材に合った洗剤を使用します。また、靴箱も普段はそれほど掃除をしないところかもしれません。靴箱のに入っている靴をすべて外に出して、中を綺麗に掃除しましょう。

洗剤に気をつけながら掃除をしたいお風呂

バスルームも定期的に掃除していても、水垢、皮脂などの汚れやシャンプー、石鹸の取り残しによるカビは発生している場合があります。なので、バスルームも大掃除のリストに含めるようにしましょう。カビを落とすためにカビキラーといった塩素系の洗剤を使う人もいるでしょう。塩素系の洗剤を使用する場合、絶対に酸性の洗剤は使用しないようにしましょう。有毒ガスが発生し、命を危険に晒すことになるからです。

今回は、大掃除で掃除をすると良い箇所をご紹介しました。他にも、普段掃除できない箇所は色々あるはずです。例えば、窓ガラスや網戸、冷蔵庫の中や電子レンジ、照明器具や壁、天井などもそうです。大掃除のときは、そのような普段掃除できないところを重点的に掃除するようにしましょう。そうするなら、途中で止めてしまうという事態にならないで済みます。