辞書でフォトグラファーという言葉を調べると写真家と出てきます。確かにフォトグラファーは写真家ですが、しかしそれだけでは詳細な仕事内容が分からず漠然としています。フォトグラファーとは具体的にどのような仕事しているのでしょうか。
フォトグラファーにはそれぞれ得意とする分野があります。例えば、雑誌のグラビアモデルやファッションモデルを専門に撮影するフォトグラファーもいますし、自動車の撮影を得意とするフォトグラファーもいます。被写体によって求められる撮影技術は異なります。またフォトグラファー自身撮影したい物も異なります。ですから、自然とフォトグラファーは専門分野を持つようになります。
報道に携わるフォトグラファー
報道カメラマンとは事件や事故の現場に行き、その現場を撮影するフォトグラファーの事です。報道カメラマンは新聞社や雑誌社などのメディア関係の会社に勤務していることが多いと言えます。報道カメラマンの多くは世間一般の人たちに何が起きたのかを写真を通して知らせたいという社会的な責務を感じて仕事を行っているようです。
戦場を撮るフォトグラファー
渡部陽一さんというとテレビでの独特な語り口が有名ですが、元々は戦場の現場を写すフォトグラファーが本来の仕事です。戦場カメラマンは戦争や紛争地帯に入り込み、その現場で行われている事を写真に収め、真実を人々に知らせる事を生業としている人たちです。危険地帯に入るため非常に危険が付き物です。実際、命を落とすカメラマンも少なくありません。まさに命がけの仕事です。
スポーツ撮影を専門とするフォトグラファー
スポーツカメラマンとはサッカーや野球などスポーツの撮影を専門とするフォトグラファーの事です。フリーで活動しているスポーツカメラマンもいれば、新聞社などに勤めているフォトグラファーもいます。スポーツは動きが激しいためにシャッターチャンスは多くはありません。一瞬のシャッターチャンスを決して逃さないようにしなければなりません。撮影中は気を抜くことができません。
動物を専門に撮るフォトグラファー
動物カメラマンは動物を専門に撮るフォトグラファーです。カレンダーや本、雑誌に使用する写真を撮影するのが主な仕事になります。気に入った野生動物の写真を撮影するのは容易なことではありません。動物によっては何日も、場合によっては何ヶ月もひたすらシャッターチャンスを待ち続けなければならないという事もあります。辛抱強く、気が長くなくては務まらない仕事と言えそうです。
今回はフォトグラファーの仕事にはどのような分野があるのかをご紹介しました。フォトグラファーの仕事の分野は多岐に渡ります。報道カメラマンとして活躍する人もいれば、戦場で命をかけながら写真を撮り続ける戦場カメラマンもいます。またスポーツ選手の一瞬を待ちつづけるスポーツカメラマンや動物の撮影をするカメラマンもいます。